OS. OpenSTAADを初期化してノード座標を計算するには

次のコマンドを入力して、OpenSTAADを初期化します。

       Dim objOpenSTAAD As Object
       Set objOpenSTAAD = GetObject(,"StaadPro.OpenSTAAD")

このコマンドにより、STAAD.Proとプログラム内で現在開いているモデルへの接続が開きます。

注記: OpenSTAADは任意の変数に初期化できます。ここでは、objOpenSTAADを使用しています。

次のコマンドを入力して、変数のgeometryクラスを参照します。

        Dim geometry As OSGeometryUI
        Set geometry = objOpenSTAAD.Geometry

次の2つのForループを入力して、フレーム内の各ノードのノード座標を計算します。

注記: これは2Dフレームであるため、ネストされた2つのループが使用されています。Z座標は前にゼロに設定されていて変更されません。

        'Nodes
        For j = 2 To (row + 2)
            For i = 1 To (clmn + 1)
                crdx = (i - 1) * wdth
                geometry.AddNode crdx, crdy, crdz
            Next
            crdy = (j - 1) * ht
        Next

注記: Forループを閉じるNextコマンドは、Forコマンドラインを入力した後に<Enter>キーを押すと自動的に追加されます。

次のコマンドを入力して、変数のsupportクラスを参照します。

        Dim support As OSSupportUI
        Set support = objOpenSTAAD.Support

次のIf ElseIf文を入力して、目的のサポートタイプを取得します。サポートが作成され、返されたサポート参照番号が変数s1に格納されます。

意図したサポートタイプがどちらも指定されていない可能性を考慮して"フォールバック"も追加されており、その場合はユーザーにエラーメッセージが表示されます。

        'Supports
        If sprt = "0" Then
            s1 = support.CreateSupportFixed()
        ElseIf sprt = "1" Then
            s1 = support.CreateSupportPinned()
        Else
            MsgBox("Select Proper Support Type",vbOkOnly,"Error")
            Exit Sub
        End If

注記: OpenSTAADコマンドsupport.CreateSupportFixedを使用すると、戻り値を使用せずに単に新しいサポートを作成することもできます。ただし、最後に括弧を追加することで、返されるサポート参照番号をスクリプトで取得し、それを変数に格納することができます。

次の行を入力して、返されたサポート参照番号に対するデバッグ文を追加します。

        Debug.Print "Support return value = ";s1

次のように入力して、フレーム内の下部ノードにサポートタイプを割り当てます。

        For i1 = 1 To (clmn + 1)
            support.AssignSupportToNode i1,s1
        Next